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| 2007/11/24 21:41 | 「真っ白」「表面の質感が柔らかそう」「半透明になる」といった魅力的な特徴がある一方で、「普通の印刷のインクがのらない」というデメリットがパチカにはあります。そのため「使い道があんまりない」→「製造量が少ない」→「高くなる」→「高いからさらに使えない」の悪循環になる。こんな風に、「おもしろいのに、用途が見つからず、そのままお蔵入りする紙」ってのは、けっこう多いのだそうです。 ここに登場したのが、箔押し・型押しには自信のある印刷会社、コスモテックさんです。パチカを名刺に使えないかと考えた方の要望に応えて、職人さん(というか社長さん!)の勘と技術で、これを実現しました。一枚ずつ、温度や圧力を加減して、最適な型押し条件を見つけながら作ったそうです。営業部の方によると「おそらく、気温や湿度によっても変わるのだと思います」。すっげえ。まさに「匠」の技! その後も、少しずつ改良を加えなから、さらにノウハウを確立しているとのこと。例えば型押しする部分の面積があまり広いと半透明部分がムラになる。むしろ細かい線の方がきれいに出る。他にも、名刺に適したパチカの厚さなどなど。 このプロジェクトが上手く行けば、眠っていた紙に、新しい道が開けるかもしれません。そうなれば、価格も安くなって、さっきの悪循環から脱出できるかも。(現時点では通常の名刺に比べて、かなり割高になってしまうようです) 僕は単純に「おもしろい名刺ができるぜいっ」くらいに思っていたんだけど、実は、用途が見つからずに眠っていた紙に、新しい「機能」「可能性」を加える、というすんごい出来事の一端だったんです。 ここで、ふと気付いたこと。このプロジェクトの目的が「パチカのおもしろさ」と「コスモテックの技術」を世間に知らせるためだとすると、「名刺」を選んだのは、すんごく上手いアイデアじゃん。僕は頼まれなくても、うれしくなって配るに決まってるもの。どうやら「匠」なのは、工場の職人さんだけではなさそうです。脱帽。 |




